陸上短距離の体を語る
例えば陸上の短距離選手は足の裏面の筋肉が全て直結しているので
ふくらはぎ、ハムストリング、大殿筋の全てを連動させて使うことが出来ますが普通の人は、骨格や関節、骨盤の問題で直結していないため、ふくらはぎや大腿四頭筋に依存した体の使い方をしてしまうことが多いです。
その結果、走ったりスポーツをした際、ふくらはぎや大腿四頭だけ筋肥大してしまうというのは割とありがちな話だと思います。
逆に言えば、足の裏側を全て直結して使うことの出来る、陸上短距離型タイプは
機能性、見た目共に極まっており、我々凡人が目指すべきところではないでしょうか。
昨今のフィットネスブーム到来で女性でもワークアウトを行う方が増えてきました。
中でも人気なのが「セクシャルなプロポーションを作ろう」というコンセプトの元行われる下半身を中心としたトレーニングです。
素晴らしい傾向ですね。
ただし、流行りのやり方で根本的な解決を計れているのかは疑問です。
ケツが分厚く見える厚手のロングタイツを履いたり、薄暗い照明の中で何枚も写真を撮りまくって「それなり」に見えるよう工夫する。そしてそれをSNSに上げて満足します。根本的解決を計らず誤魔化して終わりです。
具体的に言えば、
パーシャルの浅いスクワットを行う。
レッグプレスを頑張る。
わけのわからんマニアックなトレーニングをやり込む。
クパアマシンをやり込む。
など、大腿四頭筋の筋肥大や小さな筋肉の活性化には繋がるものの、
プロポーションの悪さという大元の問題が解決出来ていない場合が多いです。
根本的なプロポーションの改善
具体的にプロポーションを改善するにはどうしたらいいのでしょう?
思い当たる点をいくつか挙げていきます。
何を隠そうオレ自身もプロポーションが非常に悪く、それを改善するために日夜研究を続けているのですから。
内転筋をフルスクワットで鍛える
クパアマシンでちこちこ鍛えてる人の多くはここを意識してのことだと思いますが、
ちこちこ鍛えたところで根本的な改善に繋がりません。筋肉への刺激が少なすぎるからです。
代替種目としてフルスクワットを行い深くしゃがむことで、劇的な改善に繋がります。
さらに、内転筋をスクワットで鍛える際、大殿筋やハムストリングも同時に鍛えることが出来、さらに連動性も得ることが出来るのでとてもオススメです。
監督が女性の体を見る際、重視しているポイントの一つは内転筋の発達です。
後ろから見た時、太ももの内側がより内側に発達している方は大殿筋も同様かそれ以上の発達を見込むことが可能です。要するに美尻の持ち主だということです。
逆に、後ろから見た時、太ももの内側が垂直以下の発達の場合、残念なお尻であることが予想されます。要は尻がタレているということです。
内転勤の大きさと大殿筋の形の良さはある程度比例します。
根本的問題の根本的問題
それは、スクワットが難しいということではないでしょうか。
柔軟性や骨格だけでなく、そもそもとしてスクワットを出来るだけの筋量がないという人が大半だと思います。
ではどうしたらいいのでしょうか?
それは、スクワットをするための筋肉を鍛えることです。
非常にまどろっこしい話ですが、それしかありません。笑
そのための方法を、また気が向けば書いていきます。