睡眠の大切さ
例えば疲れが溜まって10時間眠ったとします。かなり長い眠りです。
10時間も寝たのだから、めちゃくちゃ疲れが取れるかと思いきや、そう上手くいかないこともありますよね。
眠ったら眠った分だけ、つまりは10時間分の回復がなされているのが理想ですが、実際は浅い眠りや中途覚醒が挟まるので10時間分の回復は望めません。
極端な話、10時間眠ったとして実質睡眠時間が5時間では非常にロスが多いです。5時間丸々無駄になってる計算です。
逆に、6時間しか眠れなかったとしても、その6時間の眠りの質を最大限に高めることが出来たなら、通常の8時間分の眠りを得ることも可能なのです。
睡眠の質を確保することは人生の充実度を上げる上で至上命題です。
人それぞれ、自分に合った工夫の仕方があると思います。
今回、自分はこう感じたという経験をこれから述べるので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
寝つきを良くするためにはメラトニン
睡眠改善といえばメラトニンという話を聞いたことがある人は多いはず。少なくともメラトニンというフレーズが睡眠に関係してることは周知の事実ではないでしょうか?
メラトニンには睡眠に入りやすくなる効果があります。
しかしこのメラトニンには副作用が。
通常人は日が落ちて暗くなればなるほど体内のメラトニンが増えていくため、夜になれば眠くなり、自然と眠りに付くことが出来ます。
外部からメラトニンを摂取し続けると体内でのメラトニン合成量が低下し、逆に寝つきが悪くなってしまうのです。
さらにメラトニンが増えすぎると、逆に朝になっても眠気が取れなかったりと若干の扱いづらさが伴います。
朝シャッキリ目覚めて、即活動を開始したい場合、メラトニンの常習摂取は逆効果になりかねません。
逆に、交代制の勤務で昼夜逆転が多い人や、夜中にコンビニやパソコンなどの強い光を浴びざるを得ない人なんかは、体内で合成されるメラトニン量が減っているため、体外摂取でメラトニン量を増やす意義はあるかもしれません。
自分は、朝起きて眠気が残っている可能性があるということ自体が嫌なので、摂ったことはありません。
睡眠系サプリといえばZMAという風潮
亜鉛(zinc)、マグネシウム(magnesium)、ビタミンB6(aspartate)の頭文字を取ってZMA!
前回の記事で紹介した、男性ホルモン(テストステロン)の向上に密接な関わりがある亜鉛。
足りないと浅い睡眠しか取れなくなるマグネシウム。たんぱく質の代謝に必要なため、たんぱく質を取りまくるトレーニーには必須の栄養素ビタミンB6(免疫機能の維持や皮膚、粘膜の維持にも効果あり)の成分が入っています。
トレーニー向けの睡眠系サプリとしては有名なZMA。しかし、マルチビタミンミネラルを普段から摂取している人は特に必要ないらしいです。
そりゃそうですよね。
第一、数多くある栄養素の一つを取り上げては「これはこんなことに使われる栄養素で無いとやべえから、このサプリで補いましょう」なんて言い出したらキリがないです。笑
日常的にある程度意識して野菜を食って、それで不足してしまう成分なんて案外少ないのでは?
それこそ、包括的にMVMサプリで補ってれば、あれもこれも摂る必要があるとはあまり思えません。
まとめると、ZMAは、亜鉛、マグネシウム、ビタミンB6が不足してる人が
マイナスを0に戻すのには良いが、満ち足りてるからといってこれと言った効果を体感できるものでもないです。
包括的に野菜やMVMのサプリを摂っているのであれば、必要なし!
じゃあ何を摂れば良いか?
自分の答えは「グリシン」です。
深い眠りを導くグリシン
一言で言えば、睡眠の質を上げるサプリです。
睡眠には2種類あり、浅い眠りであるレム睡眠と深い眠りであるノンレム睡眠に分けられます。
アミノ酸の一種であるグリシンは血行を良くして身体の表面温度を高め、その分深部体温を下げることによって、身体が深い眠り(ノンレム睡眠)に入りやすくなる効果が!
これを自分は摂っています。
寝る前に3粒です。
基本的に3000mgが適量だそうです。
メラトニンが入眠しやすくなるサプリであるのに対し、グリシンは深い眠りを増やすサプリです。
これを摂ると、飲み過ぎた日に、小便いきて~とか言って夜中に起きることや、
「もうそろそろ起きる時間なのでは?!」と気になって明け方無駄に起きることがなくなりました。
また、寝たのに寝足りない感じや、「寝たけど明らかに浅い眠りが多すぎて疲れが取れてない状態」がなくなりました。
これらの状態がある人は絶対に眠りが改善するため、是非試してみてほしいです!