HMBサプリを調べていると、タブレットタイプの他に、パウダータイプとカプセルタイプが見つかると思います。タブレットとカプセルって何が違うのでしょうか?
薬でもタブレットのものとカプセルのものが存在します。例えば風邪薬の「パブロン」はタブレット、一方で「プレコール」はカプセル。
この提供形態の違いは、飲みやすさや価格に影響します。わずかな違いではありますが、HMBサプリにとってはかなり重要になってきます。特に飲みやすさは、美味しくないHMBサプリを毎日飲むための必須条件と言っても過言ではありません。
このページでは、タブレットとカプセルの違いの基本的な説明と、カプセルタイプのHMB商品のレビュー、さらに最近登場したカプセルタイプの次世代HMBサプリの紹介をします。特に次世代のHMBサプリについては、最新の情報ですので、ぜひ読んでみてください。
タブレットとカプセルとの違いとは?HMBサプリはどっちがいい?
HMBサプリだけではなく、いろんなサプリメントを調べると、「カプセル」と表記しているものと、「タブレット」と表記しているものがみつかります。どちらも粒状のものなので同じものだろうと思いがちですが、実は一般の定義上異なるもので、それぞれにメリットがあります。
- カプセルタイプ
透明な筒状のケース(カプセル)に、粉末・液体状のサプリメントの成分が含まれているものです。カプセルには、タピオカやトウモロコシから取れるデンプンを使ってできる植物性のものと、コラーゲンから作られるゼラチン質を使ってできる動物性のものの2種類が存在します。
メリット1:飲みやすい
苦くてまずい薬やサプリを飲むときオブラートに包んだりしますが、包む作業が面倒で、さらに口の中でオブラートが破けてしまうことがあります。その点カプセルタイプは、そのまま口に含むことができて、さらにカプセルが頑丈なため口の中で破けることはありません。
メリット2:吸収スピードが早い
デンプンやゼラチンでできているカプセルは、胃や腸で溶ける様に設計されているため、飲んでもすぐ溶けるわけではありません。ですが、一度カプセルが溶けると、錠剤の様に成分が固まっていないため、吸収スピードが早いのが特徴です。
- タブレットタイプ
粉末状あるいは粒状の成分を圧縮成型して固めた固形状のものがタブレットです。製造過程が非常にシンプルで低コストで製造することができるため、多くのサプリメントや薬で見かける形状です。最近では、表面をコーティングしたり、糖衣という糖でできた膜で覆ったものも出てきています。
メリット1:持ち運びが便利
タブレットのメリットはなんといってもこれ。ある程度雑に扱っても壊れないので、カバンの中に入れて持ち運びができます。カプセルタイプだと、カプセルが破ける心配をしなければなりません。カプセルタイプのサプリや薬が、ペットボトルタイプの入れ物に入っているのはそのためです。
メリット2:値段が安い
先ほども言った通り、タブレットは製造工程がシンプルで低コストで製造することができます。しかもカプセルタイプと比較してパッケージの容量もコンパクトにまとめることができるため輸送コストも抑えられる。つまり販売価格が安く抑えられるのです。
カプセルタイプの商品のご紹介!有名メーカーもリリース
以上より、一般的にはタブレットとカプセルは全く違うもの。それぞれメリットが異なるので、どちらがいいとは言い切れませんが、HMBサプリの大半はタブレットタイプ。そんな中、一部のHMBサプリはカプセルタイプで販売されています。ここでは有名サプリメーカーが出しているカプセルタイプのHMB商品をご紹介します。
- CHOICE HMB
オーストラリア人が運営する日本の高品質サプリメントメーカー「CHOICE」のHMBサプリ!人工香料・人工甘味料フリーを謳い、スポーツドクターが認めたもののみを販売する、徹底した商品ポリシー。
国内製造ではあるものの、販売価格が抑えられているカプセルタイプのHMB!デザインもシンプルで素晴らしい!
- OPTIMUM HMB
ご存知アメリカで1,2を争うサプリメントメーカーによるHMBサプリです!内容がほとんど100%HMBで、さらに金額的には廉価で抑えられているため、日本のトレーニーにも人気の商品。
ただ、1カプセル1gとかなり大きめの作りですので、飲みづらいかもしれません。
- MRM HMB
一番お得なBCAAとしてトレーニーの間で人気の「MRM BCAA+G」を出している米国のサプリメントメーカーも、HMBをカプセルでリリースしています!こちらも含有率100%なのに、値段が抑えられていて買いやすい!
この商品も1カプセル1gとかなり大きめです。海外製品は日本人にとっては飲みづらいですね。。。
商品の購入は慎重に!レビュー情報を参考にしましょう
カプセルタイプのHMBサプリは、タブレットタイプと比較して飲みやすくて便利なので、購入の対象になると思いますが、ここで注意。特に海外製のカプセルタイプは、一粒が大きくて本当に飲みづらいです。1gのカプセルになると、長さが10円玉の直径くらいになります。
西洋人向けに作られたサプリは、一様にサイズが大きいので、日本人が飲みやすいサイズではありません。ちなみに日本のメーカーが作る、我々がよく飲むカプセルのサイズは、その6割くらいの長さ。明らかに違います。
そのため、先ほど紹介したオプチマムHMBの某ECサイトでのレビューを見ると、「サイズが大きく飲みづらい」「カプセルを割って中身だけ飲んでる」という書き込みが散見されます。
HMBサプリは毎日続けて飲むものです。飲みやすさは非常に重要なので、いろんなレビューを参考にして購入の検討をしてください。
次世代サプリ「BetaTOR」の驚くべき効果とは?
上記3つの製品は、すべてカプセルの中身はパウダーです。実は、カプセルタイプのHMBサプリの中には、液体が入っているものも存在し、「次世代のHMB」とここ1年で評判になっているのです。それが「BetaTOR」。
MTI(Metabolic Technologies Inc.)という、HMBの世界的権威の会社がこの製品を生み出しました。HMBにある程度詳しい人なら絶対知っている会社で、HMBという成分の筋肉に対する作用・効果を1990年代に論文で発表した教授がこの企業を設立しました。
BetaTORは商標で、成分の名称は「HMBFA(HMB Free Acid)」。Free Acidとは遊離酸のことで、他の成分が何も結合してない酸を意味します。つまり純粋なHMB。HMBCaと違い、体内で分解する必要がなく、かつ液体であることより吸収効率がよいのが特徴です。
HMBCaとHMBFAってどう違うのか?吸収効率がいいだけ?HMBFAが体内に入ってからどの様な効果を与えているのかを実験しているのが以下の論文です。この論文は、「12週間のトレーニングの結果、HMBFAを摂取したグループの筋強度、跳躍力、除脂肪体重(筋肉量と読み換え可)の全ての増分が、摂取していないグループに比べて圧倒的に大きかった」と結論づけています。
さらに、HMBCaとHMBFAの違いがどれだけあるかを調べたのがこちら。HMBFAは吸収効率がいいだけでなく、吸収されたあとの血中濃度のピークが、HMBCaよりも高いことが実験結果ででています。つまり、HMBFAの方が筋肉の合成促進や分解抑制の効果が期待できるということ。
以上より、HMBFAは、次世代のHMBサプリと言えるでしょう。HMBFAを使ったHMBサプリは、現時点でまだ製品数が少なく高価。そんな中、日本では最近HALEO(Bulksports)が「RAPTOR」という商品をリリースしました。
今市販のHMB製品はHMB80%のみで、残りは安定剤として添加されたカルシウムです。カルシウムは吸収を1時間程度遅らせます@HALEO_OFFICIAL RAPTORは100%純粋の非結合HMBで僅か1分で溶解するリキッドカプセルです。完璧な製品に仕上げるため何年も検査を重ねて製造しました。https://t.co/0aiwTeOazd pic.twitter.com/rlssfrkV5N
— David Halton (@DavidHalton) April 7, 2018
まずはタブレットから!おすすめHMBサプリランキングはこちらから
HMBビギナーにとって悩ましいのは、どの商品を買えばいいのか皆目検討がつかないこと。何十種類もある商品の中から選ぶとなると、調べるだけで時間がかかります。さらに製品のタイプも複数あって、タブレットなのか、パウダーなのか、はたまたカプセルなのかを選ばなければなりません。
まず製品のタイプについては明言できます。HMBビギナーの人は絶対に「タブレット」です。間違いありません。最も飲みやすい形状で持ち運びも便利。毎日コツコツ飲み続けなければならないHMBサプリは、絶対にタブレットがおすすめです。
じゃあタブレットの商品の中で、何を選べばいいか?そんな悩みを持つ皆さんのために、workout虎の巻は「HMBサプリおすすめ比較ランキング」を作っています。値段はもちろんのこと、みなさんが気になるいろんな観点から中立的に評価した総合ランキングになっています。
1位を買う必要はありません。皆さんそれぞれが気にするポイントで評価の高いものを選べばいいのです。ぜひ参考に見てください。
以上!